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New column もっと知りたい!免疫と納豆菌の関係 S-903 納豆菌コラム

今年の花粉対策どうしますか?

どうして花粉でつらくなるの?私たちの免疫力と花粉症症状の深い関係

2月になりましたが、この季節になると花粉に悩まされ、様々な対策に苦労されている人も多いのではないでしょうか。ただ、もともと花粉自体は身体に無害なもので、つらい症状を引き起こしてしまうその要因は、私たちの身体にある「免疫力」と深く関わっています。

健康の維持、老化や病気の予防、感染から身体を守る、抗体をつくる、これらすべてが「免疫力」の役割で、私たちの身体の中では、様々な種類の免疫細胞などが適切に連携して作用していることがわかっています。しかし、この免疫反応が正常に働かず、花粉などのアレルゲンの侵入に対して免疫細胞が過剰に反応してしまうと、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった、いわゆるアレルギー症状がでてきてしまうのです。

免疫力の2つの働きと免疫バランス

私たちの身体を守る仕組みである免疫力は大きく2つの働きがあります。ひとつは先に説明した「花粉などのアレルギーに関わる作用」。もうひとつは「風邪やインフルエンザなどに対抗し感染症から守る作用」です。

例えば、細菌・ウイルスなど異物が身体に入り込んで風邪やインフルエンザなどに感染した場合、免疫が活発に働けば、異物を排除して病気を未然に防いだり、発症してもすぐに治りますが、一方、免疫力が低下している場合は、病気にかかりやすく、治りにくくなってしまうというわけです。

実は、全身の70%ほどの免疫機能が腸内に備わっており、腸管には免疫細胞が集まる「パイエル板」という重要な器官があります。「パイエル板」は、腸内に異物が侵入してくると異物の情報を集めて分析し、免疫細胞に異物への攻撃・排除を命令します。そして、命令を受けた免疫細胞は、異物への攻撃を開始するのです。これらの免疫機能が24時間休む事なく監視してくれる事で、私たちの健康は守られています。

近年、納豆に含まれる「納豆菌」が「パイエル板」に取り込まれることで、腸管免疫細胞を刺激し免疫機能を高めることがわかりました。

さらに、こうした免疫機能の高まりによって、免疫バランスを正常に整えることも期待されています。花粉症のようなアレルギー症状は、身体の免疫バランスが崩れるために生じるといわれていますので、よりよい腸内環境も意識してみるといいかもしれません。

納豆菌がパイエル板の中に取り込まれている様子
蛍光物質で標識した納豆菌(緑色の点)。
マウスに経口投与した30分後の観察画像。M細胞から納豆菌体が取り込まれ、一部はパイエル板内部まで侵入していることが確認された。

免疫力が低下しやすい私たち 日常の食生活からできる継続的なケアを

免疫バランスが崩れてしまう原因は、大気汚染や食生活の変化などともいわれていますが、ストレスも大きな原因の1つとなっていますので、日々の規則正しい生活やバランスの良い食事のケアも大切になります。

近年では、「S-903 納豆菌」という、免疫に対する機能性が一般的な納豆菌の1.5倍あるという納豆菌の研究も進んでいます。S-903 納豆菌には、鼻炎症状の緩和やくしゃみ、目のかゆみなどの和らぎが見られ、花粉症症状緩和効果が示唆された実験結果もでています。

こういった食材は継続的に取り入れた方が効果は期待できますから、できれば毎日取り入れることをオススメします。

マスクをした女性

花粉症患者に「S-903 納豆菌納豆」を10週間摂食してもらい、非摂食の人と比較して花粉症症状が緩和されるかを調査した。(調査期間:2014年2月〜4月 n=50)鼻アレルギー診療ガイドライン(2013年版)を使用し評価。

※タカノフーズ(株)研究調べ

グラフ:水っぱな
グラフ:くしゃみ
グラフ:目のかゆみ

監修

薬学博士 林京子 先生
林 京子先生
中部大学大学院 工学研究科 客員教授、薬学博士

1976年3月京都大学薬学研究科博士課程修了。富山大学大学院医学薬学研究部の講師を経て2017年4月から現職。主な研究内容は、植物由来の天然成分や合成化学物質のウイルス増殖阻害作用の解明による抗ウイルス薬の開発、生体の感染防御機能に着目したウイルス感染症対策の検討、など。