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New column もっと知りたい!免疫と納豆菌の関係 S-903 納豆菌コラム

新しい生活のスタートに納豆菌の力を

新生活のスタートにおすすめ「発酵食品」

暖かく感じる日が少しずつ増えはじめるこの季節には、新しく何かをはじめたり、進学や就職などで新生活を迎える人も多いのではないでしょうか。一方で今の時期は、気候が不安定になりがちな季節の変わり目でもありますので、体調を整えて新しい毎日を楽しんでいただけたらと思います。

先月2月のコラム内でも「免疫力の働きと免疫バランス」について詳しく紹介されていましたが、私たちの身体を守る仕組みである免疫機能は、その6~7割が腸内に備わっているため、意識してよりよい腸内環境を作ることが大切になります。そこで効果的だと言われているオススメの食品が「発酵食品」。日本の発酵食品には、味噌、醤油、ぬか漬けなど様々あり、「納豆」も免疫力を高める有力な発酵食品として期待されています。

納豆づくりの命ともいえる「納豆菌」がつくりだす、私たちにうれしい健康成分

その納豆をつくるのに欠かせないのが【納豆菌】。稲わらや枯れ草にくっついている微生物・枯草菌の一種で、この納豆菌を煮た大豆にかけると、納豆菌はどんどん増えて煮豆は発酵し、納豆に変わります。

大豆と納豆菌が一緒になって発酵する過程で、たんぱく質を分解してアミノ酸など旨みのもとになる成分や、血栓溶解作用が期待される「ナットウキナーゼ」、カルシウムと一緒に摂ることで骨粗しょう症の予防や骨の強化に役立つ「ビタミンK2」、さらには、血糖値の上昇を抑える働きが期待できる「ポリグルタミン酸」など、煮豆にはない栄養成分もつくりだします。また、肌の新陳代謝を促す効果が期待できる「ポリアミン」など、もともと含まれていた成分も増加することがわかっています。

納豆菌がパイエル板の中に取り込まれている様子

ひとことで納豆菌と言っても、まだ発見されていない納豆菌も無数にあると言われるくらい非常に多くの種類があり、種類によってそれぞれに異なる性質を持っているため、納豆菌によって納豆の粘り具合や味、におい、栄養成分の量などが違ってきます。

今、注目される納豆菌の機能性

最近では、免疫に対する機能性が一般的な納豆菌の1.5倍あるという「S-903 納豆菌」についての研究をはじめ、高齢社会に備える納豆菌の研究も進んでいるようです。

先日、国立がん研究センターより、納豆の摂取頻度と死亡リスクに関連した調査結果が発表されましたが、今後も納豆菌の研究が進むことにより、体調改善など健康的な毎日の生活に貢献できるような、新たな健康価値を持つ納豆菌の可能性への期待も高まっています。

健康志向が強い現代社会においては、消費者の要望に応える納豆菌の機能性がますます注目されていくかもしれません。

大豆が納豆になるまで

監修

医学博士 須見洋行 先生
須見洋行先生
倉敷芸術科学大学 名誉教授、医学博士

1974年徳島大学医学部大学院修了。血栓溶解に働くナットウキナーゼの発見者であり、納豆の血液凝固線溶研究の第一人者。 発酵食品が持つ機能性、特に血の巡りに関する研究を行っている。“納豆博士”として講演、テレビ、ラジオ、新聞などでも活躍。