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拡大する納豆市場
右肩上がりに拡大中の納豆市場

菌活×文化遺産「和食」で、
ますます注目の納豆

良い菌を積極的に身体に取り入れていく活動「菌活」。数年前に登場した菌活旋風は一時のブームで終わらずに、しっかりと根付いているようです。食卓に菌活食材が登場する割合は増えており、その中には納豆・ぬか漬け・麹といった「和食」を代表する発酵食品が並んでいます。2013年12月に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、和食が誇る豊かな発酵食品の数々が世界にも紹介されるようになりました。和食として、また、菌活食材として、日本の食卓への登場率が高い納豆は、これからもますます注目されることでしょう。

菌活メニュー・食材別推移
(分析期間:2001年4月~2017年3月)

1日あたりの延べ出現回数菌活メニュー・食材別推移

出典:食MAP(家庭内消費Indexより 1000人1日あたりの延べ出現回数)

週1の納豆で、脳卒中での
死亡リスクが3割減!?

日本が長寿国である理由の1つと考えられており、海外での人気も高まっている日本食。戦後から現代まで変遷する日本食の中で、最も健康有益性が高いのが1975年頃のものであると東北大学のチーム*1が明らかにしています。その特徴の1つが、大豆製品の摂取量の多さ。現代の日本食と比較したヒト介入試験でも、1975年型日本食*2を食べた軽度肥満者は、BMIや体重が有意に減少し、LDLコレステロールも減少傾向を示しました。健康な人でもストレスの有意な軽減と運動能力の有意な増加がみられています。

また、岐阜大学のチーム*3が日本人約3万人を16年間追跡した研究からは、普段から納豆をよく食べる*4人の脳卒中による死亡リスクは、ほとんど食べない人より約3割低いことがわかりました。

*1:東北大学大学院農学研究科食品化学分野の都築毅准教授ら
*2:1975年頃の日本人の日常食の特徴を持つ食事
*3:岐阜大学 永田知里教授(医学系研究科,疫学・予防医学分野)ら
*4:納豆を35g入りパックを週1-2度食べるペース

東北大学の研究
岐阜大学の研究